シキボウのシャツ素材/白・無地で再構築

2006年08月09日 (水曜日)

 シキボウの06春夏向けシャツ素材販売は、売り上げ、数量ともに前年比30%強の増加だった。先染め織物や生分解性ポリエステル使い素材「カックス」などがとくに伸びた。07春夏向けでは、メルテックス(インドネシア)との連携を強めながら重点素材を絞った展開を図り、白・無地を再構築する。

 06春夏向けは先染め織物が大きく増加し、前年比倍増となった。メルテックスで生産した極細ポリエステル使いの糸を中国で織物にする取り組みを本格化させた。また、生分解性ポリエステル使いのカックスも順調に推移した。大手紳士服チェーンの環境配慮型商品群で採用され、店頭販売も順調に推移しているという。生地はブロード、校倉造り構造による涼感組織「アゼック」、アゼックの先染めの3タイプをそろえた。

 07春夏向けでは先染めを横ばいとしながら、白・無地の再構築を図る。白・無地を中心に、原燃料高などによって従来のコスト対応が難しくなってきていることなどが背景にある。メルテックスの活用を増やすとともに、重点素材を絞り込む。メルテックスは差別化素材の生産が増えているが、その中で選択と集中を行う考えだ。

 重点素材は「ドレッセル」「トレオン」「カックス」の3点。ドレッセルは極細ポリエステル使いの精紡交撚糸素材で、ソフトな肌触りや快適な着心地などが特徴。ファインデニール使いの双糸級は、他の海外生産品と比較しても競争優位性があると判断し、100双級、80双級を中心に展開する。メルテックスで紡績した糸を、中国や西脇などで織物にする。

 トレオンはセラミック練り込みポリエステル使いの素材で、紫外線カット、夏場のクーリング効果などが特徴。スクールシャツを中心に展開する。メルテックスで紡績し、メルテックスや日本で加工する。

 また、カックスはドレスシャツとスクールシャツの共同戦略素材と位置づけ、拡販を狙う。