テックスケア・アジア開幕/中国クリーニング市場に熱い視線

2005年11月11日 (金曜日)

 【北京10日=中山和也】メサゴ・メッセフランクフルトと中国軽工業機械公司が主催するアジア最大の国際クリーニング展「テックスケア・アジア」が、10日から、北京の中国国際貿易センターで始まった。

 展示面積7500平方メートルに、18カ国、120社のクリーニング業者が出展。今回は、前回比20%増の出展企業数となった。会場では、三菱重工産業機器やエレクトロラックス、ホフマン/ニューヨーカー、ジェンセングループなど大手をはじめ、多数の出展企業のランドリー設備や関連機器、溶剤に至るまで、最新のものを見ることができる。開催地の中国では、57社が出展。

 また期間中は、シンガポールからクリーニングの研究機関、TCA(テキスタイルケアトレーニングセンター)による、衣料素材の注意事項に関するセミナーや、ドライクリーニングの最新情報に関する会議も開かれる。

 衣料の総合保全産業であるクリーニング業界でも、中国市場への期待は熱く、膨大な人口を抱える中国のクリーニング需要は拡大の途上にあり、まだまだ潜在的に見込めると、出展各社の売り込みが活気を帯びている。開催は12日まで。