シキボウ 新中計で「稼ぐ力の向上」
2025年04月01日 (火曜日)
シキボウは3月31日に、新中期経営計画を発表した。2030年度には、売上高550億円、営業利益36億円、経常利益32億円、純利益22億円の目標を掲げる。うち繊維事業では売上高290億円、営業利益11億円を計画。その上で、今期(26年3月期)から始まる3カ年の新中計では「稼ぐ力の向上」や「新中核事業の成長・拡大」に取り組む。
新中計は、30年度に向けた成長のための3カ年と位置付け、「成長への変革」を推進する。最終年度となる27年度(28年3月期)には売上高480億円、営業利益25億円、経常利益21億円、純利益14億円を計画。うち繊維事業では売上高256億円、営業利益9億5千万円を見込む。
基本方針として「稼ぐ力の向上」「新中核事業の成長・拡大」「経営基盤の強化」「サステイナビリティ経営への取り組み」を掲げる。特に稼ぐ力の向上では、繊維や産業資材の両事業でグローバル販売を加速。今年1月には、食品用増粘多糖類を生産するシキボウ堺(堺市)の新工場が稼働し、食品事業を新たな中核事業として成長させる。
繊維事業においては、サステイナブル素材やグローバル販売の拡大、新規顧客・新規市場の販売拡大、国内外生産拠点の連携と効率化、生産強化に向けた設備投資を推進する。設備投資は総額67億円を計画しており、そのうち22億円を繊維事業に振り分ける。
新社長に鈴木執行役員
シキボウは3月31日、新社長に鈴木睦人執行役員が昇格すると発表した。6月下旬開催予定の定時株主総会後に代表取締役社長執行役員に就任する。尻家正博社長は代表取締役会長に就く。
すずき・よしひと 1988年3月信州大繊維学部卒、4月シキボウ入社、2014年11月マーメイドテキスタイルインダストリーインドネシア社長、16年7月タイシキボウ社長、18年4月繊維部門開発技術部長兼グローバル事業推進室長、19年6月執行役員繊維部門開発技術部長兼営業第一部長兼富山工場長、20年4月同繊維部門開発技術部長兼シキボウ江南社長、21年6月同機能材料部門複合材料部長、24年6月同コーポレート部門副部門長〈経営戦略・中期経営計画担当〉