『AFF大阪春2025』出展企業ピックアップ②
2025年03月26日 (水曜日)
専門性とサービス追求
織物と製品の専門商社/上海悦紡通科技
2000年に設立された織物と製品の専門商社。織物は合繊を使ったジャカードや刺しゅう生地、製品はレディースの上着、ワンピース、パーカ、ボトムが得意だ。浙江、江蘇、遼寧省などの協力工場を活用。素材開発力と小ロット対応が強みと自負する。
織物と製品の売り上げ比率は6対4。日本向けが売り上げ全体の8割弱を占める。メイン顧客は大手セレクトショップだ。
今回展では、立体感のあるジャカード織物と、ストレッチを持つニットライクの織物、リサイクルポリエステル使いのコート地を訴求する。
スキーウエアとカジュアル/大連源信国際貿易
2004年創業のアパレル専門商社。スキーウエアやアウトドアジャケット、カジュアルウエアを取り扱う。遼寧、吉林省の東北エリアのほか、山東、雲南省などの協力工場を活用している。
日本向け輸出と中国内販を手掛けている。売り上げ比率は、日本向け60%、内販40%だ。近年は、日本向けが円安などの影響で芳しくない一方、内販は健闘している。
今回展を機に日本向けの挽回を図る考えだ。ストレッチ性の高いアウトドアウエアや軽防寒着、スキーウエアなどを出展し、新規顧客の開拓を目指す。
機能素材使いの野球帽/青島瑞恒服飾
2010年創業の帽子メーカー。野球帽とフィッシャーマンキャップを中心に、さまざまなアイテムを生産している。山東省青島の自社工場の月産能力は10万個。
売り上げ全体の95%が日本や欧米向けの輸出で、5%が中国内販だ。日本の顧客は、大手量販店やジーンズブランド、スポーツブランドなどさまざま。日本向けは近年好調を維持しており、5年以内に売り上げを倍増させる目標を持つ。
今回展では、合繊や綿使いの機能素材を使った野球帽と、フィッシャーマンキャップをアピールする。
高感度のレディースウエア/寧波福禧進出口
2019年に設立された自社工場を持つアパレル会社。Tシャツやコート、パンツ、スカートなどを取り扱っている。自社工場は、浙江省と江西省にあり、月産能力は計3万着。アイテム別生産比率は織物製4、編み物製6。
輸出と中国内販の双方を手掛けている。輸出は日本と欧米向けが中心。輸出の売り上げが内販をやや上回る。日本の顧客は、高感度のレディースブランドが多い。
今回展では、シャツやコート、ボトム、スカートを出展する。プリントやシワ、プリーツ加工などの素材を訴求する。
ミャンマーで自社工場開業/威海旭森進出口
2011年に設立された日本向けに特化するアパレル貿易会社。中国国内の協力工場で、織物製と編み物製のさまざまなアイテムを生産している。売り上げの9割をメンズウエアが占める。
このほどミャンマーで自社工場を開業した。建物面積は8500平方㍍、従業員数は1千人で、5月末に正式稼働する予定だ。
同工場では、大きなロットの生産を手掛けていく。小ロット・短納期や、高品質、高付加価値の製品の生産は、これまで通り国内協力工場で対応する。今回展では、ミャンマー工場をアピールし、新規顧客の開拓を図る。