ごえんぼう
2025年03月25日 (火曜日)
一説には数百編の話があるとされるイソップ寓話。「アリとキリギリス」や「北風と太陽」などが広く知られる。いずれも示唆に富んだ話と言えるだろう▼「ウサギとカメ」もイソップ寓話の一つ。童謡にもなっているのでご存じとは思うが、要約するとウサギとカメが競走する話。足が速くて大きくリードしたウサギが相手を侮って休憩し、休むことなく歩き続けたカメが勝利する▼ここから得られる教訓は油断大敵。もしくは目標に向かって真っすぐ進むことの大切さ。ただ、勝負を挑んだのは、足が遅いとばかにされたカメの方。結果的に勝利を収めるが、ウサギの油断以外に勝算はあったのだろうか▼企業のブランディングを支援するオキタリュウイチ氏は「カメは水泳で勝負を挑めば良かった。偶然に寄らずに勝てた」と語る。自分の強い部分に相手を巻き込んで勝負するのは、「商売も同じ」。ウサギとカメのもう一つの教訓。