ごえんぼう

2025年03月21日 (金曜日)

 木の芽時(このめどき)、バッサリ枝切された街路樹に若枝が生え、小さな葉も出始めた。根元では満開の雪柳が風に揺れる▼とはいえ、風はまだ冷たい。去年の今ごろはトレンチコートのライナーを付けたり、外したりして過ごしていたが、今年はウールコートの出番が続く▼だが、気象庁によると、今週末から一転して全国的に平年より暖かくなる見込み。東京では桜の開花も予想される。昨年より1週間早い。季節の変わり目に寒暖差はつきものだが、今春は特に差が大きい。朝晩と日中の気温差や寒の戻りなどで、春服需要が昨年より長く続くとの見方もある▼さて桜。暖かいほど早く咲くが、開花には冬の寒さが欠かせない。前年の夏に花芽ができると休眠状態に。冬場、低温にさらされることで花芽が覚醒し、気温上昇とともにつぼみが膨らんで花開く。「休眠打破」という現象。人も同じ。苦境にさらされてこそ成長がある。