ごえんぼう

2025年03月07日 (金曜日)

 ここ数年、“主婦”という存在のありがたみを実感している。家業を継ぎ、月の半分以上実家暮らしの夫が、在宅時に家事全般するため。正確には“主夫”だ▼料理も洗濯も掃除もしなくていい日が続くと、主婦に頼り切っていた(いる)男性の気持ちも分かる。だが、そこに性別は関係ない▼男女平等の達成率を示す世界経済フォーラムの「ジェンダーギャップ指数」によると、日本は昨年66・3%(世界全体は68・5%)で、調査対象146カ国中118位だった。23年の125位から持ち直したが、06年の初公表から65%前後の横ばい状態。世界から取り残されている。女性管理職比率は上昇するも、同一労働の男女賃金格差はわずかに悪化、女性国会議員は極めて少ない▼明日3月8日は「国際女性デー」。女性の地位向上を目指し、国連が定めてから今年で50年になる。ジェンダーギャップ解消に自分ができることを見つめ直したい。