nishikawa 寮にセンシングマットレス
2025年03月05日 (水曜日)
nishikawaは、3日に竣工(しゅんこう)した伊藤忠商事の新女子寮全室(97室)に、高精度センシングマットレス「[エアーコネクテッド]SXマットレス」を納入した。昨秋発売した同製品の施設導入は初めて。4月から入居する社員の健康を睡眠の面からサポートする。
伊藤忠は健康経営と人的投資強化に取り組んでおり、睡眠の質・量が労働生産性向上に寄与すると考え、同マットレスを導入した。両社は、睡眠マネジメントの異業種コンソーシアム「スリープ イノベーション プラットフォーム」の会員で、一昨年来、伊藤忠社員を対象にnishikawaの睡眠改善プログラムを継続的に実施。睡眠不足や日中の眠気などの課題が顕在化していた。
エアーコネクテッドSXマットレスは、大谷翔平選手などトップアスリートも多く愛用する最上位モデル「[エアーSX]マットレス」の寝心地はそのままに、高精度センサーを内蔵したもの。睡眠中の呼吸、心拍、体動はもちろん、睡眠深度まで測定し、無呼吸リスクの判定や自律神経バランスの可視化もする。
個人のスマートフォンにダウンロードした睡眠アプリ「グーモ」と連携することで、自身の睡眠を分析・可視化し、適切なアドバイスが受けられる。スマートリモコン/プラグ(各自購入)の活用で家電とも連携し、入眠・起床に合わせて照明や空調、音楽などを自動制御。より快適な睡眠環境も得られる。
nishikawaは近年、スリープテックによる「睡眠ソルーション」事業に力を入れており、今回の導入を皮切りにBtoBでのエアーコネクテッドSXマットレスの拡販を図る。
新女子寮は、首都圏2カ所の既存の寮を統合して誕生。新入社員を中心に、既存寮の女性社員も入居する。鋼材を組み合わせた木造建築で、玄関から各居室につながる部分に140平方㍍の共有スペースを設置。配属先や年代に関わらずコミュニケーションを促す。廊下を含む共有部分はカーペット敷で、ホテルライクな上質感、くつろぎ感も演出している。