ごえんぼう

2025年03月04日 (火曜日)

 警察庁のまとめによると、日本国内の交通信号機ストック数は20万7千基を超える(2023年3月末時点)。信号機は、交通事故の防止や円滑な交通の確保という役割を担っている▼内閣府の交通安全白書(24年版)には、交通違反の取り締まり件数が記載されている。全体の取り締まり件数448万件のうち、信号無視は43万件で4番目に多い。ちなみに赤信号を無視すると、普通車には9千円の反則金が科される▼〈赤信号みんなで渡れば怖くない〉というギャグがあったが、場合によっては歩行者の信号無視も罪に問われ、最大2万円の罰金が科されることもある。米ニューヨークでも歩行者の信号無視には250㌦の罰金が科せられてきた▼ところが法律が改正され、先月から歩行者の信号無視が合法になった。その是非は論じない。ただ、時には立ち止まって考えてみることも大切なのでは。かの大統領にも言えるかも。