ソアロン 産地、顧客と世界へ発信
2025年03月03日 (月曜日)
トリアセテート繊維専業のソアロン(大阪市中央区)が今日3日、GSIクレオス100%子会社として、新たなスタートを切る。昨年9月に三菱ケミカルがトリアセテート繊維「ソアロン」事業をGSIクレオスへの譲渡を発表していた。
本社はGSIクレオス大阪支店と同じOMMビル(大阪市中央区)6階、ショールームも兼ねる東京支店はバイオフィリアプレイス南青山(東京都港区)に置く。その他、トリアセテート繊維を製造する富山工場(富山市)、北陸出張所(福井市)、GSIソアロンテキスタイルラボ(旧菱光サイジング=金津サイジング工場と矢地開発センター)で構成する。従業員数は約200人。
資本金は1億円で、GSIクレオスの全額出資。取締役は5人。社長には三菱ケミカルでアセテート繊維事業部長だった坂本宜士氏が就いた。
坂本社長は「『Weave a new story with SOALON』をコーポレートメッセージとして、従業員、産地やソアロンユーザーとともに世界で唯一のトリアセテート繊維に誇りを持って富山から世界へ発信・販売していきたい」と抱負を語る。
新会社発足に合わせて「ソアロン」のロゴを一新したほか、ホームページ(soalon.com)も新たに立ち上げた。