繊維ニュース

来場バイヤーに聞く/コーウィルR&D部のラム・バイック・クオック氏/日系企業の生地を採用

2025年02月28日 (金曜日)

  ――社の概要は。

 ベトナムで約300店を運営するメンズ「OWEN」(オーウェン)をはじめ、レディース「WINNY」(ウィニー)など、4ブランドを展開しています。私は全ブランドの原料・生地の開発を担当しています。

  ――どんな生地を探しに。

綿と綿・ポリエステル使いのシャツ地とパンツ地です。特に、日本と中国の出展者に注目しています。「ジャパンパビリオン」出展者の中では、クラボウと柴屋が気に入りました。

  ――日系企業の生地の採用実績は。

 提携する伊藤忠グループを通じ、クラボウとサンウェルの生地を採用しています。また、伊藤忠商事のケミカルリサイクルポリエステル「レニュー」使いの生地も使っています。

  ――生地の価格帯と産地は。

 生地の値段は製品によって異なりますが、1メートル3、4ドルが多いです。高級なアイテムは5ドルもあります。

 生地の産地は、ほとんどが中国です。次が日本で、ベトナムと続きます。中国品は、大きなロットに向いています。日本品は品質が良く、高級品に適しています。