蔭山/製品企画で事業領域広げる/中わた選べる寝具など提案
2025年02月25日 (火曜日)
ふとん地製造卸の蔭山(大阪市中央区)は、生地、“側”(中わたを入れる前の半製品)売りだけでなく、製品企画を強化している。特許申請中の生地とキルティングを工夫し、中わたを約15種類からから選べる掛けふとんなどを打ち出す。
新たに打ち出す掛けふとん「ソブラーノ デザインキルトケット」は、“側”生地に、素材の弾力性を生かして「マシュマロ触感」の肌触りを追求した特許申請中の生地「ソブラーノ」を使用。側のキルティングは、自社北欧デザインブランド「ガーブカーサ」の北欧デザインを表現。縦長のキルティングで、掛けふとんが体に添うように工夫した。
中わたは帝人のポリエステル機能わたを約15種類用意。顧客のニーズに合わせた機能わたを選べるようにした。
製品企画では眠りのグッズも提案。睡眠用の手首・足首ネックウォーマーや抱き枕を打ち出す。ハーブ・アロマテラピー製造販売の生活の木(東京都渋谷区)とコラボレーションし、生地表面に直径2~3マイクロメートルの球形で天然のエッセンシャルオイルを内包したカプセルを糊着(こちゃく)させた生地使いの睡眠用の縫いぐるみも企画。摩擦・圧力で、カプセルからオイル成分が放出されることで眠りの質を高める香りなどを発生させる。