繊維ニュース

6者でプラ容器循環の連携協定/リファインバース

2025年02月25日 (火曜日)

 リファインバース、茨城県鹿嶋市、三菱ケミカル、東洋製罐グループホールディングス(東京都品川区)、キューピー(東京都渋谷区)、カスミ(茨城県つくば市)の6者は茨城県内でプラスチック容器の循環を目指すことを目的に14日、包括連携協定を締結した。

 この取り組みでは、「プラリレープロジェクト」と称し6者それぞれがプラスチックをリレー形式でつなぎ循環を目指す実証実験プロジェクトとして行われる。

 今年夏ごろをめどに鹿嶋市内で排出された使用済みプラスチックをリファインバースが回収・一次加工し、三菱ケミカルが新設したケミカルリサイクルプラントで再資源化する。

 その再生プラを東洋製罐グループが容器に製造、キューピーが製品化、カスミが販売し再度、回収するという循環の実証実験を行う。

 実証実験の前後の期間、鹿嶋市内の公立小中学校でプラスチック資源の調査学習や各社のプラント見学、リサイクルに関する教育プログラムなどを実施する。

 また、2026年3月までに実証実験や取り組みで見えた課題、フィードバックをもとに6者共同で「プラスチック容器の循環に関する検証レポート」を発表する。