伊藤忠商事/米アンダーウエアを韓国・中国に/アジア販売戦略推進

2025年01月28日 (火曜日)

 伊藤忠商事は、アジア市場でのマスターライセンス権を保有する米国のアパレル・アンダーウエアブランド「フルーツオブザルーム」について、韓国と中国でそれぞれのパートナーとライセンス契約を締結した。韓国ではアパレル企業のハイライトブランズ(京畿道)、中国では靴下メーカーのウォルトテクノロジーグループ(浙江省)を通じ、商品を展開していく。

 フルーツオブザルームは、アンダーウエアメーカーであるフルーツオブザルームのブランドで、米国内では果実のロゴで広く認知されている。海外でも60カ国以上で販売されている。

 伊藤忠は2024年5月に同ブランドのマスターライセンス権を取得して以来、日本国内で主にアパレルに向けて提案を進めてきた。今後は企業向けユニフォームなどにも範囲を広げる方針。

 韓国と中国では、パートナー企業が百貨店、ショッピングモール、オンラインなどに販路を築く戦略を打ち出す。

 4年後をめどに、アジア市場で200億円(小売販売価格ベース)の売り上げを目指す。