AQUA/東レ素材使用と誤表現/掛けふとんを回収、返金
2025年01月28日 (火曜日)
ニッケグループ企業で寝具・インテリアなどの製造卸・小売りのAQUA(横浜市)は、東レの素材を全く使用していないにもかかわらず、東レと共同開発した原綿が使用されているという誤った表現での販売が判明したことを受け、おわびするとともに自主回収、返金対応する。
問題があった商品は、テレビショッピングなどの通販を手掛けるジュピターショップチャンネル(東京都江東区)で販売した人工羽毛掛けふとん「東レ ファイヤーテックボール 保温コンフォーター あったか掛け布団」。
「東レと協同開発した特殊繊維を中綿に使用した製品」などの広告表示を行って販売していたが、対象製品での共同開発の事実はなく、東レの商品を中わたに使用していなかったことが判明した。ファイヤーテックボールは、AQUAの独自素材だが、東レの素材名であるかのように使用もしていた。
東レはAQUAとジュピターショップチャンネルに強く抗議し、再発防止策を申し入れた。その結果、対象商品を自主回収し、ジュピターショップチャンネルから返金対応する。