シキボウ/使用済み紙おむつリサイクルへ/循環スキームを構築
2025年01月24日 (金曜日)
シキボウは、愛知県が創設する「あいち環境イノベーションコンソーシアム」に参画し、域内資源の有効利用を通じたサーキュラーエコノミー型ビジネスモデルの構築を目指す。採択スタートアップ企業であるサハシ特殊鋼(名古屋市港区)のパートナーとして、「ペアリング消臭と摩擦粉砕乾燥機を活用した使用済み紙おむつのマテリアルリサイクルスキームの構築」に取り組む。
あいち環境イノベーションコンソーシアムは、環境分野の課題解決に向けて企業や大学、金融機関、行政機関など51団体が一体となって、愛知発の環境イノベーションの創出や実装を目指す組織。今月31日に設立される。このコンソーシアムでは「あいち環境イノベーションプロジェクト」として採択したプロジェクトの事業化を推進。今回のマテリアルリサイクルスキームの構築はその一環となる。
使用済み紙おむつを摩擦粉砕乾燥する段階で、シキボウの臭気対策剤「デオマジック」を使用。汚物由来の悪臭によりリサイクル促進の障壁となっている課題の解決を目指す。リサイクル後の紙おむつは、新たなごみ袋などのプラスチック製品の製造に使用する。シキボウはこのコンソーシアムの一員として、市町村や廃棄物処理業者、病院、介護施設などと連携した循環ビジネスモデルの構築を進める。