猛暑に準備OK!三備ユニフォームフェア25春夏(1)

2025年01月15日 (水曜日)

快適性の追求へ

 ニフォームの期日統一展示会「三備ユニフォームフェア」が14日、広島県福山市内など各社でスタートした。地球温暖化の影響で重要度を増す暑熱対策商品のほか、各ワークウエアメーカーが渾身(こんしん)のアイテムを発表。猛暑への備えでは電動ファン(EF)付きウエアに加えて水冷式やペルチェ式もラインアップ。快適性を追求した新商品にも注目が集まる。

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きちっと感演出 Asahicho

 Asahicho(広島県府中市)は、東レ「ライトフィックス」を生地に採用したファブリックシャツ「アクティブトップス」を打ち出した。通気度が高く、軽量性と伸縮性を備える。織物なのでハリとコシがあり、着用時の「きちっと感」を演出できる。JIST8118基準に準拠する静電気帯電防止作業服。8Lまでの幅広いサイズをそろえる。

難燃でトータルに 村上被服

 村上被服(同)は、難燃のEFウエアにフルハーネス安全帯に対応する半袖とベストの新作を発表した。加えて、難燃Tシャツもラインアップに加えた。これまでに発売した長袖やツナギ服、帽子、エプロン、腕カバーといったアイテムと定番のパンツと合わせて難燃ウエアでトータルコーディネートが可能となった。

編み地で快適 クロダルマ

 クロダルマ(同)は、編み地のトリコットを生地に使い快適な着心地を実現したセットアップとポロシャツを新たに打ち出す。編み地でありながら織物のような風合いで、ハリとコシがある。コストメリットも高い。各所に消臭テープを配置したほか、縫製糸には静電防止糸を採用した。気温に合わせてブルゾンとポロシャツを使い分けてコーディネートできる。

しっかり暑熱対策 シンメン

 シンメン(同)は、EFウエアを着用できない環境でもしっかり暑熱対策ができるセットアップを披露した。生地は、QーMAX0・174の優れた冷感性に加え、UPF(衣類による紫外線を防ぐ効果)50+、遮熱率50以上とさまざまな機能を備える。縦・横25%以上の伸縮性で動きやすさも抜群だ。ジャケットに保冷剤ポケットを備える。同じ生地を採用したEFウエアも併せて発表した。

待望の夏モデル 中塚被服

 中塚被服(福山市)は、ポリエステル65%と綿35%の交織生地を採用したセットアップの夏モデルを披露した。生地はシキボウの柔らかい「リサイラストレッチ」で、洗濯をしても風合いが変わりにくい「コットライブ」、生地幅を狭めることで伸縮性を付与する「パワール」の機能を備える。大型化するスマートフォンに合わせてポケットも大容量に設計した。