繊維輸出・輸入両組合/「より良い協定締結へ尽力」/130人招き新年祝う
2025年01月09日 (木曜日)
日本繊維輸出組合と日本繊維輸入組合は7日、大阪市内のホテルで合同の新年賀詞交歓会を開いた。商社関係者ら約130人が参加した。
三村剛・副理事長兼理事長代行(伊藤忠商事執行役員ファッションアパレル部門長)は冒頭、「業界関係者が力を合わせ、2025年を良い年にしたい」とあいさつした。
その上で、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定が22年に発効したことや、バングラデシュの後発開発途上国(LDC)卒業に触れつつ、日本の繊維貿易にとって「さらにより良い協定が締結されるよう両組合として関係当局や業界団体に要望していく」と抱負。
組合事業については「貿易実務」や「繊維の基礎知識」などのセミナーや研修会を積極的に開いていることを紹介した上で、今年も引き続き必要な情報提供に努めていくとした。
4月に始まる大阪・関西万博については、万博のテーマに掲げられている「いのち輝く未来社会のデザイン」の通り、「世界中の人々に日本の繊維産業の底力を知ってもらえるようこの機会を積極的に活用していきたい」と述べた。