往来
2024年12月25日 (水曜日)
「欧州の風景が思い浮かぶ」と話すのは、東レの大矢光雄社長。日本繊維産業の未来を尋ねるとそのような答えが返ってきた。欧州は、ハイエンドのブランドを中心に生産基地が残っている。「高価格帯の良い物をきちんと作っているという印象を持っている」と語り、それが繊維産業の未来の一つの形であるとした。「原糸やテキスタイルはもちろん、縫製も含めてスマートファクトリー化が進み、日本国内でしっかりと価格が取れる良い物を作る。その姿が鮮明になる」とし、「日本の繊維産業全体がグローバルにブランディングされていく」と強調する。