ごえんぼう

2024年12月16日 (月曜日)

  英『エコノミスト』誌の編集者が「2025年の世界展望」を占っている。米国のトランプ次期大統領が世界貿易、経済、地政学をひっくり返し、「不確実性と不安定さの年になる」と予測する▼同氏の圧勝で米国の「同盟関係の堅固さに疑問を抱かせる」として、地政学的な再編が進み、緊張が高まる可能性を指摘。一方で米英とも与野党が入れ替わり、「有権者は変化を期待している」との見方を示す▼ウクライナや中東情勢も米国の「取引的な姿勢と、外国との紛争に対する懐疑的な姿勢」によって「より広範囲にわたる混乱」を招く懸念も。他にも「インフレ後」「AI(人工知能)の正念場」「旅行のトラブル」などを予測する▼そして25年の「ワイルドカード」には、「壊滅的な太陽嵐」「失われた古代の文書の発見」「新たな世界的パンデミック」などを挙げる。何を引くことになるのか。できれば古文書発見のカードが良いのだが……。