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三起商行/超高級レーベル好調/富裕層にアプローチ

2024年12月13日 (金曜日)

 ベビー・子供服「ミキハウス」を展開する三起商行(大阪府八尾市)は、中国を中心とする海外富裕層向けアイテムの販売で好調を維持している。

 ブランドを浸透させるため、海外では優良顧客を招待してイベントや演奏会、食事会などを実施しているが、国内でも計画し、22秋冬からスタートさせた超高級ライン「ゴールドレーベル」の拡販を強化する。

 2018年のインバウンドによる爆買いのブームでミキハウスのシューズの売れ行きが急増、この流れがベビー関連アイテムにも広がったと言う。

 中でも、刺しゅうを施したトドラー向け「プッチーうさこ」シリーズは、子供の遊び心に特化したデザインで中国を中心に広く受け入れられている。

 ゴールドレーベルは、国内外の富裕層をターゲットに希少性の高い海島綿やカシミヤなどで商品化した超高級ライン。「コストを度外視してとことんいいモノ作りを追求しグローバルに打って出る志でスタートさせた」(商品MD部・髙橋丞二ブランド担当マネージャー)。

 23年度で売り上げは約3億円に拡大しており、内訳は海外、国内がそれぞれ50%ずつ。国内の70%をインバウンド向けが占めているという。24年度は30%以上の増収となる4億円超を見込む。

 海外では、直営店が入居するショッピングセンターの重点顧客をホテルに招待し、演奏会や食事会などでゴールドレーベルを紹介・提案する取り組みに着手している。

 日本でも百貨店チームが最上位の顧客を集めてゴールドレーベルを紹介する同様の販促手法を取り入れる準備を進めており、富裕層へのアプローチに改めて力を入れる。

 病院や産後院でミキハウスのアイテムを使ってもらう販促にも取り組んでおり、出産準備中のプレパパ・プレママに向けたセミナーなども交え、ブランド浸透を目指す。