特集 スクールスポーツウエア(5)/トンボ1129デザインコンクール/最優秀賞は“華やか着物風ジャージ”/ 着物柄を大胆にプリント
2024年12月11日 (水曜日)
トンボは11月29日の〝いい服の日”に、第15回「トンボ1129デザインコンクール」の受賞作品を公式サイトで発表した。1295校から応募があり、応募総数は1万4478点。そのうち、体育着デザイン部門には6053点(中学校4403点、高校1315点、中高一貫校335点)の応募があった。
体育着デザイン部門の最優秀賞に選ばれたのは、宮城県涌谷高等学校(宮城県涌谷町)3年の菅原華愛さんの作品、「華やか着物風ジャージ」だ。着物風の柄を大胆にプリントした華やかなデザインが特徴。着物の帯のデザインを取り入れたほか、お茶をイメージした緑と、花柄を施して茶華道を表現したとともに、“才能が花開くように”との思いも込めた。
審査員は「大柄モチーフの花と大胆なカラー使いに引かれた作品。一見くどそうに見えるが、バランスが取れているので完成度の高いデザイン」と評した。
優秀賞には4作品が選ばれた。そのうちの一つ、東京都立農業高等学校(府中市)1年の石原もあさんの作品「フルーツタルトジャージ」はさまざまなフルーツの柄で彩った鮮やかなデザイン。首、手首、腰にはタルトのような模様を取り入れたほか、パンツのサイドラインにはホイップクリーム柄を施すなど、ポップなイメージの体育着に仕上げた。
いい服の日は2007年から進めるブランディング活動の一環。今回は制服デザイン部門(6817点)、体育着デザイン部門(6053点)、アイデア部門(1608点)から最優秀賞、優秀賞、入選作品に加え、学校賞を選んだ。
11月29日にはJR岡山駅のデジタルサイネージで受賞作品を発信した。