香港・互太紡織/4~9月は増収減益/非アパレル開拓で成果
2024年11月29日 (金曜日)
【上海支局】東レが出資する香港の丸編み地大手、互太紡織(パシフィック・テキスタイルズ・ホールディングス)の2024年4~9月業績は、売上高が26億香港ドルで前年同期に比べ16・2%増えたが、純利益は1億686万香港ドルで14・1%減った。
減益要因として、ベトナム・ナムディン省での新工場建設や、同ハイズオン省の既存工場が9月初めに台風11号の被害を受けたことが影響している。これらの影響を除くと、増益となる。
販売量は21・9%増えた。特に中国・南沙工場が好調で、同工場は売り上げ、販売量ともに2割以上拡大した。高付加価値の生地を求める国内外の新規顧客向けを伸ばした。
昨年から既存のスポーツウエアやカジュアルウエア向けに加え、ホームテキスタイルや自動車内装材などの非アパレル分野の開拓で成果を上げている。