“戦える領域”で勝つ/帝人 内川社長
2024年11月28日 (木曜日)
帝人の内川哲茂社長は、今年発表した2025年度(26年度3月期)を最終年度とする現中期経営計画に関して「事業ポートフォリオ変革を進め、“戦える領域”で勝つ」として、「モビリティ」「インフラ&インダストリアル」「ヘルスケア」の領域に経営資源を重点配分する考えを改めて強調した。このほど大阪市内で開いたマスコミ懇親会での発言。
内川社長は、複合成形材料事業、アラミド事業、ヘルスケア事業を対象とした収益性改善策がおおむね順調に推移しているとして、今後は「当社が“戦える領域”はどこなのかを見極め、事業を絞り込む」とする。既に複合成形材料の北米事業は売却を決めるなど改革を進めていることを説明した。
ポートフォリオ変革を通じて、「拡散していた事業を絞り込み、グループ一体となって取り組めるようにする」との考えを強調する。