「中国国際輸入博」/初出展の「ルルレモン」脚光/ユニクロ「ライフウエア」を訴求
2024年11月14日 (木曜日)
【上海支局】5~10日に中国・上海の国家会展中心〈上海〉で開かれた輸入品・サービスの展示会「第7回中国国際輸入博覧会」には、カジュアルからスポーツ、ラグジュアリーまで、さまざまな海外ブランドが出展した。初出展の「ルルレモン」が脚光を浴びたほか、「ユニクロ」が「ライフウエア」(“あらゆる人の生活をより豊かにするための服”のコンセプト)を訴求し、存在感を示した。
ルルレモンは、「まず感じること」をテーマに出展した。ヨガマットからインスピレーションを受けた300平方メートルのブースを設け、プルオーバーパーカ「スキューバ」などのヒット商品を訴求。会期中の8日に同会場で約150人が参加するヨガ体験会を実施し、話題を集めた。
5回目の出展となるユニクロは、1千平方メートルの大型ブースで「テクノロジー」「ファッション」「クオリティ」「サステナビリティ」の四つのテーマごとにライフウエアを提案した。ダウンウエアに、東レの複合紡糸技術「ナノデザイン」を使った生地を採用していることを紹介した。
昨年に続き2回目の出展となる「無印良品」は、同展に先駆け、「Found MUJI」(無印良品の目でものを探す活動)を実施し、中国各地の店舗従業員から実用的でおしゃれな日用品を集めた。これをブースで自社商品とともに並べ、同ブランドが地元消費者の生活に寄り添った現地企画品を拡充していることを紹介した。