繊維ニュース

クラレ/引張伸度が向上した改質ポリ乳酸を披露

2024年10月28日 (月曜日)

 クラレは29~31日に幕張メッセ(千葉市)で開催されるサステイナブル素材・リサイクル技術総合展示会「サステナブルマテリアル展」(SUSMA)に出展し、繊維や不織布にも応用できる開発品を披露する。

 SUSMAでは開発品として改質ポリ乳酸「MLシリーズ」を披露する。引張伸度が大幅に向上しており、押出成形や射出成型などのほか、不織布や3Dプリンター用フィラメントなどさまざまな成形法に適用できる。また、高耐熱ポリオレフィンも披露する。融点が約300℃と高く、軽量性や絶縁性、低吸水性が特徴。こちらも繊維としての利用が可能だ。そのほか開発品として生分解性熱可塑性エラストマーも紹介する。

 開発品以外では、繊維関連として再生原料を使用したポリエステル100%面ファスナー「マジックテープ」リサイクルタイプや、不織布を含めたスチレン系エラストマーシートなどを紹介する。