特集 PANTEXTILES OSAKA2024/30、31日に開催/近年最大規模で/スポーツからファッション素材まで

2024年10月18日 (金曜日)

 台湾の繊維産業連合会、紡拓会は30、31日の2日間、大阪市中央区の天満橋OMMビル2階B、Cホールで素材展「PANTEXTILES OSAKA2024」を開く。台湾の素材メーカーと商社、OEM/ODMの計62社が出展し、スポーツからファッション、ユニフォーム向けまで幅広い素材を訴求する。日本市場への関心の高まりを受け、近年最大規模となる。主要各社の出展内容を紹介する。

〈5色メランジのメッシュニット/綿春〉

 台湾とベトナムで、ジャカード編みなどを生産する綿春(MDSグループ)は、5色のメランジのメッシュニットなどを打ち出す。

 5色に染め上げたナイロン長繊維の先染め糸と、スパンデックスを使った丸編みのメッシュ生地で、鮮やかなメランジの外観を表現できる。強度があり、形崩れしにくいほか、吸汗速乾や涼感の機能を持つことから、ヨガウエア向けとして提案する。

 ラミネートを挟み込んだ3層構造のジャカード編みは、暖かさと吸汗速乾を両立。表生地と裏生地はポリエステル100%で、表生地に起毛加工を施し、織物のような見た目を表現した。

 このほか、汗染み防止機能を持つ東レのフルダル糸を使った丸編み地や、綿調のキルティングのような風合いのジャカード織りを紹介する。

〈日本特化のカンボジア縫製/多太〉

 日本向けの縫製会社、多太(ドゥータイ)は、カンボジアの自社工場で生産する製品を、中国で開発した差別化素材とともに訴求する。

 カンボジア工場の生産アイテムは織物製衣類で、月産能力は10万着。カジュアルやスポーツウエアのパンツとスカートを得意とする。生地は、ほとんどが中国製。江蘇省無錫に拠点を置き、生地の開発と調達を行っている。

 今回展では、①抗菌・帯電防止機能を持つナノ炭素材料「グラフェン」②レンチングの環境配慮型レーヨン「エコヴェロ」③保温性の高いアクリル素材を使った織物④涼感と保温効果を両立させたボンディング加工のダブルフェイス生地を使った製品を訴求する。

 同社の顧客は、百貨店レディースやメンズ専門店、総合スーパー。従来はボリュームゾーンが多かったが、中高級ゾーンへのシフトを進めている。

〈大麻成分と輻射熱反射/伍立実業〉

 台湾製丸編み地の専門商社、伍立実業(ワールドニッティング)は、ストレス緩和やリラックス効果が期待できる大麻成分使いの素材と、輻射熱の反射を利用した涼感素材をアピールする。

 大麻草から抽出される成分CBD(カンナビジオール)は、ドーパミンなどの神経伝達物質に関与し、自律神経を整える機能がある。米国では、ホームテキスタイルなどで導入が進んでいるという。これを編み物に付与し、ヨガウエアや寝間着向けとして提案する。

 太陽などの放射熱の反射を利用した涼感素材は、グリーンビルディングの遮熱原理から着想し、開発した。一般的な涼感素材と異なり、涼感効果が下がりにくい。原料そのものの機能のため、洗濯しても効果は薄れない。

〈不要生地再生糸の織物/宏遠興業〉

 遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下で、織布から染色加工まで一貫展開する宏遠興業(エベレスト)は、不要になった自社の在庫生地をリサイクルしたポリエステル糸使いのメカニカルストレッチ(MS)素材を打ち出す。

 この素材は、同グループのケミカルおよびマテリアルリサイクル技術「TOPGREEN rTEX」(トップグリーン アールテックス)を活用し、自社の在庫品をリサイクルした織物。ストレッチ性の高い仮撚糸(DTY)を使ったMS素材で、スパンデックスを含まない単一素材のため、循環型のリサイクルが可能だ。

 このほか、ポリエステルに赤外線反射機能を持つマスターバッチを練り込むことで衣服内の温度を抑制する織物や、十字型の異形断面糸を使った涼感素材などを訴求する。

〈4ウエイストレッチの織物/新光紡織〉

 台湾有数のコングロマリット、新光グループ傘下の合繊織物メーカー、新光紡織(シンコン・テキスタイル)は、ストレッチ性の高いヨガウエア向け織物などを紹介する。

 ヨガウエア向け織物は、上下左右に伸縮する「4ウエイストレッチ」素材で、ナイロン6と同66、ポリエステルの三つの原料使いを展開する。

 グループ会社の新光合成繊維が開発したポリエステル繊維「シン・シグマ」を使ったMS素材は、優れたストレッチ性と柔らかな風合い、高い形状安定性を持つ。

 ウール・ポリエステルとウール・ナイロンの交織素材は、上質なウールの風合いを持ちながら、保温性やイージーケア性も備えており、実用性が高い。

 反射糸使いの高視認性織物は、スポーツウエア向けとして提案する。

〈デニムライクのパンツ地/呈紡〉

 呈紡(ズアーンファン)は、日本向けの織物製パンツ地とシャツ地を手掛ける商社だ。台湾の織布・編み立て工場と、染色加工場で生産している。今回展では、デニムライクな後染め織物など、三つの生地をアピールする。

 デニムライクな織物の素材は、綿・レーヨン70%、ナイロン20%、スパンデックス10%で、タテ方向のストレッチ性が優れている。後染めで色落ちしにくい。

 涼感ポリエステル「クールマックス」93%と、スパンデックス7%のシャツ地は、快適なストレッチ性と涼感性を備える。ドビー織りで水玉模様などの柄をあしらった。

 ポリエステル強撚糸98%とスパンデックス2%使いのパンツ地は、ドライタッチでシャリ感がある。レディースのスカートやスーツのセットアップ向けとして提案する。

〈PE/PPのストレッチ織物/●亜〉

 合繊織物メーカーの●亜(ティアラ)はこのほど、吸水速乾と涼感機能に優れたポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)に、スパンデックスを加えた生地の開発に成功した。

 ダブルフェイスの織物は、表面にナイロンとスパンデックス、肌が直接触れる裏面にPEまたはPPを使用し、着用時のドライ感と速乾性を高めた。PEとPPは特殊な染色が必要なことから、これまでスパンデックスを混ぜるのが難しかったが、低温で染色する技術を確立した。

 ナイロンとPEにスパンデックスを加えた編み物は、ゴルフウエア向けとして提案する。表面が凹凸としており、凸の部分にPEを使用している。

 PEとPPは染色が難しい特性から、従来は一般衣類に使用されることが少なかった。同社は昨年、この欠点を解決し、両素材使いの服地向け素材を開発した。

(●はいとへんに是)

〈天然由来の安心抗菌加工/立益〉

 立益(リリー)は、ポリエステルとナイロンのチップに天然由来の抗菌成分を練り込む独自加工技術「グリーンディフェンス」の知名度向上を図る。ナイロンとテンセルのコアスパンヤーンに、同加工を施した新開発品などをアピールする。

 グリーンディフェンスは、シナモンなどから抽出した微細な粉末状の抗菌成分をチップと融合する技術で、人体に害のない安心安全な抗菌機能を製品に施すことができる。

 欧米では銀イオンや化学薬品による抗菌加工の人体への悪影響が懸念されており、同加工への関心が高まっていると言う。

 今回展では、同加工を施したナイロンとテンセルのコアスパンヤーンと、ポリエステルとナイロンの原着糸を出展する。

〈サステ素材使いの編み物/順元〉

 順元(スンユアン)は、欧米メガスポーツ向けの編み物が中心の商社だ。丸編みと織物は、台湾の協力工場で、経編みは自社工場で生産している。今回展では、サステイナブル素材使いの編み物をメインに訴求する。

 ①生分解性を持つバイオベースポリエステル②リサイクルポリエステル80%、テンセル15%、パイナップル繊維5%の混紡素材③綿調のリサイクルナイロンを使った編み物を出展する。スポーツウエアや、ヨガウエアなどのスポーツインナー向けとして提案する。

 このほか、ポリプロピレン(PP)とポリエステルを使った透湿性の高いダブルフェイスの編み物や、吸湿、抗菌、帯電防止などの機能を持つナノ炭素材料「グラフェン」使いなどを訴求する。

〈トレンドのスポーツ向け生地/勝崧〉

 勝崧(センソン)は、台湾中部・彰化県の自社工場で生産する織物と、外注工場で生産する編み物を手掛けている。メイン顧客は、欧米のメガスポーツブランドで、売り上げ全体の7割を占める。

 今回展では、こうした顧客向けで実績のあるファッション性を追求したスポーツウエア向けや、スポーツインナー向けの素材をアピールしていく。

 ポリエステルとナイロンの長繊維使いをメインに出展する。レンチングのセルロース繊維「テンセル」や綿、パイナップルなどの天然繊維との混紡や交織の生地もアピールする。

 機能性はUVカット、抗菌、保温、涼感などをそろえる。使用済みペットボトルを原料としたリサイクルポリエステル繊維などのサステイナブル素材も紹介する。

〈天然素材調のシャツ地/大宇〉

 台湾中部の彰化と桃園でDTYから織布を一貫生産する大宇(ユニバーサル)は、天然素材調ポリエステルを使ったシャツ地などを出展する。

 ウール調の秋冬向けシャツ地は、使用済ペットボトルをリサイクルしたポリエステルのDTYを使用。優れたストレッチ性を持つ。

 ポリエステルとウールの混紡糸を使った織物は、シワになりにくく、自宅の洗濯機で洗えるイージーケア性が特徴だ。抗ピリング性は4級と言う。

 麻調のパンツ地は、ポリエステル100%使いで、洗濯機で洗ってもシワになりにくい。ポリエステル・麻の混紡糸を使ったパンツ地もアピールする。

 同社は近年、日本市場の開拓を強めている。メンズブランドやオフィスユニフォーム向けの販売を拡大している。

〈高視認性の単一素材/富宇〉

 染色加工一貫の織物メーカー、富宇(アドバンス)は、ストレッチ性を持つ高視認性のポリエステル単一素材「ECOlastic」(エコラスティック)を、ワーキング・オフィスユニフォーム、ファッション向けとして提案する。

 スパンデックスを使わず、生地の組織と糸でストレッチ性を付与したエコラスティックを2022年に開発した。50回の洗濯に耐える高視認性蛍光色を施し、安全作業服に最適だ。単一素材のため、リサイクルできる。

 今回展に出展するのは2代目で、織物と経編みの二つを展開。難燃、抗菌・防臭、防虫、静電防止などの多様な機能性を後加工で付与できる。ラミネート加工で透湿防水性を付与することも可能。

 このほか、欧州の航空会社や海運会社向けの救命ウエア、パラシュート向けで実績を積むナイロン使いの高強度織物を出展する。

〈スポーツ向け機能性織物/宏良〉

 宏良(ハイテキス)は、台湾南部・嘉義県の自社工場で織物、台湾の協力工場で編み物を生産している。主力アイテムは、ユニフォーム向けの高視認性織物で、欧米顧客がメイン。今回展では、スポーツ向けの機能性生地を打ち出す。

 ナイロン使いの涼感生地は、織物と編み物を展開。生地の組織と後加工の双方で涼感性を高めている。スポーツやアウトドアウエア向けとして提案する。

 ポリエステル使いの丸編み地は、Tシャツやシャツに適した抗菌素材だ。銀イオンやコーヒーかす、魚由来のコラーゲンペプチドを結合した機能糸などの幅広い素材使いを打ち出す。カジュアルウエア向けとして提案する。

 不要な衣類や繊維品をリサイクルした糸使いの生地は、リサイクル前の繊維の色をそのまま生かしたグラデーションが特徴となっている。今年3月には、欧州で開かれた生地展示会で賞を受賞した。

〈アウトドア向け機能編み物/五綸〉

 ベトナムと台湾の自社工場で、経編み地と丸編み地を生産する五綸(ウールエン)は、近年開発に注力するアウトドア向けの素材をアピールする。

 ジャカード編みは、ポリエステルまたはナイロンにポリプロピレン(PP)を加えることで、涼感性と吸水速乾性を高めた。抗菌などの機能性も後加工で付与できる。アウトドアやカジュアル向けとして提案する。

 アウトドア向けに特化して開発した経編み地と丸編み地も打ち出す。涼感、吸水速乾、抗菌などの豊富な機能性を持っている。ポリエステルとナイロンの二つの素材使いを展開する。

 また、ポリエステルを使った綿調のカジュアル・アウトドア向けの編み物や、軽量・涼感を追求したラミネート加工とボンディング加工を施した春夏向け編み物も提案する。

〈スパンデックス100%丸編み/達紡〉

 インナーとスポーツ向けの細番手の差別化した編み物を、台湾・桃園の自社工場で生産する達紡(テックス・タイル)は、スパンデックス100%使いなどの編み地を前面に打ち出す。

 スパンデックス100%の丸編み地は、特殊な染色技術で鮮やかな色に染め上げた。インナーやレギンス、スポーツインナー、サポーター向けとして提案する。

 ポリプロピレン(PP)の細番手(50デニール)の糸を使った丸編み地は、スポーツとアウトドアウエア向けとして紹介。吸水速乾と涼感機能の高さをアピールする。

 PBT(ポリブチレンテレフタレート)47%とリサイクルポリエステル53%の細番手の編み地は、ストレッチ性の高さが特徴だ。ポリエステルの単一素材のため、リサイクルも可能。スポーツウエア向けとして提案する。

 ラミネートを使った3層構造で透湿防水性を高めた経編み地は、アウトドア向けとして訴求する。

〈独自シワ加工の綿調織物/晶安〉

 台湾の出資染色工場や中国の協力工場で、織物と編み物を生産する晶安(ラボ・テックス)は、ファッション性を追求した綿タッチの織物などをアピールする。

 綿タッチの織物はナイロン100%使いで、独自のシワ加工「クリクル・カジュアル加工」を施した。細かなシワにより、カジュアル感と清涼感を演出している。

 ナイロン89%とスパンデックス11%を使った織物は、ボトム向けとして提案。通気性と防風性という相反する機能を両立させた。

 ポリエステルとテンセルの混紡糸使いのジャカード織りは、キルティングのような風合いを持つ。トレーナーやパーカ、ジャケットなどのアウター向けとして提案する。

 織物と編み物双方のフリースも出展する。編み物は、格子柄やプリントなどを充実。織物は、保温性と防風性が高く、秋冬のパンツ地に最適だ。

〈麻紙糸「アバセル」細番手/和意実業〉

 和意実業(ハーイー)は、麻紙糸「abacell」(アバセル)の細番手をメインに出展する。祖業の製紙事業で培った生産技術を生かし、アバセルを開発し、日本市場の開拓に今年乗り出した。

 従来の36番手に加え、43番手の開発にこのほど成功した。このほか、「ホールガーメント」用の糸や、ストレッチ性を高め、生地の生産工程で糸切れが発生しにくいタイプなども出展する。

 アバセルは生分解性を持ち、水に強い。綿よりも軽量で通気性に優れ、麻のような清涼感もある。消臭効果や速乾性、UVカットなどの機能を有す。

 原料のマニラ麻(アバカ)の繊維は強靭(きょうじん)で、熱や湿気にも強い。農薬を使用せずに栽培される。日本では紙幣に使われる。この繊維を海外から輸入、台湾で製紙し、ロール紙を生産する。さらにロール紙を1㍉幅のテープ状に分割し、撚りをかけてアバセルにする。

〈細デニールのナイロン糸/立祥〉

 台湾のナイロン仮撚り加工糸(DTY)メーカー最大手の立祥(リーシャン)は、今回展で得意の細デニールを前面に打ち出す。試作品も出展する。

 ナイロンDTY100%は、30デニール(D)/12フィラメント(F)で、柔らかな手触りが特徴。品質安定性の高さが強みで、北米ヨガウエアブランドに採用されている。

 12D/5Fの試作品も出展する。同社の糸としては最細で、今年年内の量産を計画している。

 日本の商社から糸の提供を受け、同社が染色したポリ乳酸(PLA)繊維の糸も出展する。

 同社は、台湾・彰化の工場でホワイト(本白)糸と染め糸、染色加工を手掛けている。日本向けは、商社と工業用グローブメーカーが中心。価格競争力が高い中国メーカーと差別化を図るため、細デニールの開発に注力している。

〈ファッション織物を生産/生旭〉

 生旭(ライズテックス)は、天然素材を使ったファッション向けの織物メーカーだ。台湾南部の台南にある織布工場の月産能力は、50万¥文字(U+334E)超。今回展では、天然素材とポリエステルの混紡糸使いや交織のカジュアルな素材を中心に出展する。

 テンセル80%、麻20%の織物は、軽やかで柔らかい手触りと、ドレープ性の良さが特徴。カジュアルなスカートやシャツ向けとして提案する。

 綿62%、ポリエステル35%、スパンデックス3%のドビー織の格子柄生地は、適度なストレッチ性を持つ。カジュアルなスーツやボトムに適している。

 綿63%、ポリエステル36%のジャカード織りは、花形の大きな織り柄をあしらった。秋冬向けのコート地として提案する。

 チェック柄の先染めの交織生地は、カジュアルなシャツに最適。素材はテンセル62%、ポリエステル38%で、柔らかな風合いが特徴だ。

〈繊維品向けPU訴求/大洋塑膠〉

 大洋塑膠(オーシャン+ティックス)は、水性、無溶剤系ポリウレタン(PU)樹脂と関連製品のメーカーだ。樹脂の原料の重合(ポリマー合成)から手掛け、品質管理に力を入れている。今回展では主力の合成皮革に加え、新規参入の繊維品向け素材を訴求する。

 バイオベースの水性系PU60%と、パイナップル繊維40%を使ったサステイナブルな高発泡素材は、ラミネートと組み合わせることによって、サポーターなどにできることを紹介する。

 PUを使ったブラカップも出展する。PUは通常、熱に弱いが、同製品は熱加工ができる特殊なPUを使っている。

 溶剤系のような柔らかさを実現した水性系PUは、レギンス向けなどの原料として提案する。

 溶剤系PUは、生産工程や処理工程の環境負荷が高いが、水性系と無溶剤系は環境に優しく、使用者のアレルギー反応のリスクもないと言う。

〈裏起毛の保温薄地編み物/美佳得〉

 美佳得(メイジャーダー)は、日本向けの丸編み地専門の商社だ。インナーやスポーツ、ユニフォーム向けを手掛けている。今回展では、裏起毛の薄地編み物など、販売実績が豊富な開発品をアピールする。

 薄い編み地に裏起毛加工を施したインナー向け生地は、ロングセラーのアイテムだ。4ウエイストレッチ素材で、肌に当たる裏面の保温性を起毛によって高めている。素材はリサイクルポリエステル91%、スパンデックス9%。一般の起毛素材は吸水性が低いが、同素材は吸水速乾性を持つ。

 3層構造の中肉厚のダンボールニットは、野球のユニフォーム向けとして提案する。柔らかな手触りとソフトなストレッチ性、吸水速乾性が特徴。

 光の透過性が低く、紫外線や光を弾くフルダル糸を使った編み地は、透け防止効果と涼感性の高さをアピールする。