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サニブラウン選手による新大会/東レとのトークショーも/速乾素材など説明

2024年10月16日 (水曜日)

 陸上短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム選手が発起人である新たな陸上競技大会「ドーンゲームス」の決勝がこのほど、東京都調布市のAGFフィールドで開催された。当日は小中高校生が対象の短距離レースが実施されたほか、同選手がグローバルパートナーシップを結ぶ東レによるトークショーも行われた。

 UDN SPORTSが主催し、東レが協賛する同大会は、日本の陸上界を盛り上げ、世界レベルと戦える水準に引き上げたいとの思いで企画された。100メートル走や同社の炭素繊維強化プラスチックを使用した義足の体験会やパラ選手によるレースも実施された。

 トークショーでは、東レのスポーツ・衣料資材事業部の中園真介部長がレースに参加した小中高校生に速乾生地や撥水(はっすい)生地などを説明した。サニブラン選手は「速乾生地を使ったウエアはすぐに乾き、汗で重くならないので愛用している」と話した。

 中園部長は「サニブラウン選手のように世界を変えられる選手になってほしい」と子供たちにエールを送り、「東レも素材で世界を変えられるよう開発を続けていく」と語った。