ごえんぼう

2024年10月11日 (金曜日)

 寝ながらスマホを見るのに便利な商品が増えた。腕を通す穴や袖付きの毛布は、スマホ操作しやすくはだけにくい。つるが短いメガネは寝転んでも耳が痛くならない▼だが、就寝前にスマホを見るのは睡眠に良くない。画面から出るブルーライトで、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が減り、睡眠の質が下がる。テレビやパソコンも同じだが、ブルーライトは暗い所ほど目に入りやすいので、寝床でスマホを見る際はより注意が必要とされる▼ここ2、3年のアンケート調査を見ると、寝る前にスマホを見る人の割合は6割強で推移。10代、20代では8割を超える。「少なくとも就寝30分前には画面を見ないように」と言っていた睡眠の専門家も、最近は「眠気を妨げない見流せるコンテンツなら…」とトーンダウンした▼メガネはブルーライトカットのレンズにし、袖付き毛布を使おうか。見られないストレスで眠れないよりはいい。