繊維ニュース

大阪府/衣類回収スタート/サステでプロジェクト

2024年10月08日 (火曜日)

 大阪府は循環型社会の形成に向けてさまざまな分野で資源循環の取り組みを推進している。その一環として、9月4日付けでサステイナブルファッションの推進に向けた取り組みである大阪発“サステナブルファッション・プラットフォ―ム”構築に向けモデル実証事業を開始。10月から「オホホサイクルプロジェクト」を立ち上げ、府庁咲州庁舎を含む64拠点で衣類の回収をスタートさせた。

 咲州庁舎では1階エスカレーター横に回収ボックスを設置し、9日~12月1日の期間、衣類を回収する。

 回収された衣類をリセールするほか、再生原料、サーマルリサイクル原料、反毛原料、ウェス原料として再利用する。

 衣類の回収は青山商事、エイチ・ツー・オー商業開発、JR西日本SC開発、吹田市、阪急阪神百貨店、阪急阪神不動産、ファイバーシーディーエムも担当し、帝人フロンティアが回収した衣類の再資源化、製造・販売に向けた協働に取り組む。

 今後、さらに賛同企業、市町村を募り業界の垣根を越えた大阪発の「サステナブルファッション・プラットフォーム」を構築し、衣類における資源循環の大阪モデル確立を目指す。