ユニクロ／パリで40周年特別展／東レと協働でヒートテック寄贈も

2024年10月03日 （木曜日）

　ユニクロの40周年記念特別展「Ｔｈｅ　Ａｒｔ　ａｎｄ　Ｓｃｉｅｎｃｅ　ｏｆ　ＬｉｆｅＷｅａｒ：Ｗｈａｔ　Ｍａｋｅｓ　Ｌｉｆｅ　Ｂｅｔｔｅｒ？」が1日、パリで開幕した。パリ中心部のヴァンドーム広場に面した会場で、5日まで無料で一般公開する。

　開幕に先駆け、パリで記者会見に出席したファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は「（コンセプトの）ＬｉｆｅＷｅａｒは、世界有数の先端素材メーカーである東レとのパートナーシップによって実現した。数々のインスタレーションを通して、ユニクロ40年の基盤となったイノベーション、品質、価値を世界中の方々に体験いただけることを楽しみにしている」と述べた。

　会見には東レの大矢光雄社長も出席。両社は協働で、今冬から全世界で１００万点規模のヒートテックなどを寄贈する。ユニクロが事業を展開する国・地域をはじめ、世界の難民や子供たち、災害被災者など十分に暖を取れない困難な状況にある人に向け、支援を行う。

　大矢社長は、「ユニクロとの取引は１９９９年に始まった。ユニクロの強みと東レの技術・モノ作りのノウハウを融合し、ＬｉｆｅＷｅａｒを創り出すという共通のコミットメントに基づいている。この取り組みからヒートテックのような象徴的なイノベーションが生まれた」とコメントしている。