ごえんぼう

2024年09月24日 (火曜日)

 久しぶりに「シャバい」という言葉を聞いた。ニュース番組の街頭インタビューで若者が発していた。「弱い」や「ダサい」といった意味で使われている▼「シャバい」は、1983年から2003年まで20年間にわたって連載されていたヤンキー漫画によって広がったとされている。確かに幼い頃からなじんでいた言葉ではなく、漫画のヒットで男の子を中心に使い始めたという印象がある▼当時の若者言葉の一つだったのかもしれない。連載が終了してから20年がたった今も若者の間で使われていることに少し驚いた。言わなくなったり、聞かなくなったりしたのは、単純に自身と周囲が年を取っただけなのか▼街頭インタビューでは「キャパい」という言葉も出てきた。「キャパシティーを超え、いっぱい・いっぱい」の様子を表す。キャパオーバーは自分では案外分からず、「まだ大丈夫」と思いがち。周りの気付きも重要かもしれない。