繊維ニュース

たまゆら/仕事楽しくするデザイン/コシノジュンコ氏とワークウエア

2024年09月13日 (金曜日)

 ユニフォーム販売のたまゆら(大阪府枚方市)は12日、デザイナーのコシノジュンコ氏と協業し開発したワークウエアブランド「Mr.JUNKO WORK WEAR」(MJWW)を発表した。既にポロシャツなど一部商品は7月から先行販売。スタンドジャケットやパンツといったセットアップについては今月から販売する。

 MJWWは斬新なカラーコンビネーションで、仕事だけでなく普段着としても「すごくナチュラルで着やすい」(コシノ氏)デザインを追求した。これまでは仕事で3Kといえば「きつい、汚い、危険」だったが、ユニフォームによって「奇麗、着心地が良い、気持ちが良い」ものになるとして、MJWWを通じて「仕事が楽しい」と思えるデザインを意識した。

 セットアップでは素材にクラボウのポリエステル65%・綿35%のストレッチ生地「バンジーテック」を採用。特殊な仮撚り技術に熱により伸縮性を持たせたストレッチ糸を緯糸に使った。

 スタンドジャケットは、右胸のフラップが特徴的でシャープな着こなしが可能。パンツには左ポケットにフラップがあり、セットで着用すると左右非対称となり洗練された印象を与える。

 パンツはストレートとジョガーの2種類のカーゴパンツを用意。裾がリブ仕様になっているジョガータイプは足元をすっきりさせ、幅広いスタイルに対応できる。価格はジャケットが7590円、パンツが6490円。シルバー、ブラック、ネービーの3色をそろえる。

 ストレッチ性や吸水性に優れ、動きやすいコンプレッション(3190円)や、ポリエステル100%素材でありながら綿のような肌触りが特徴のショートスタンド襟のカジュアルポロシャツ(2750円)などを投入。ワンタッチで調整、着脱できるワークシューズ(1万890円)も打ち出す。

 コンプレッションやポロシャツは7月から先行販売しており、企業納入向けに採用が決まりつつある。店頭販売ではワーカーだけでなくゴルフといったスポーツ用途で着用され、一般ユーザーへも販路が広がる。フラップのカラーを変えるといった別注にも対応する。