繊維ニュース

クラボウ/三備会で親睦深める/新社長就任後初の開催

2024年09月10日 (火曜日)

 クラボウは6日、三備地区の取引先との懇親会「第38回三備会」を倉敷アイビースクエア(岡山県倉敷市)で開いた。岡山や広島のユニフォームメーカーやジーンズメーカー、織布、染色企業、商社などから約90人が参加し、親睦を深めた。

 懇親会の冒頭、6月に社長に就いた西垣伸二社長があいさつ。入社以来、半導体分野で製造設備向けの樹脂加工品などを扱う化成品畑を歩いてきたと自己紹介し、「これまで接点のなかった繊維関連企業との絆を深め、意見や提案を積極的に取り入れたい」と展望を語った。

 原綿改質の機能綿糸「ネイテック」や防炎素材「ブレバノ」、アシストスーツ「CBW」などの自社製品の訴求をさらに推し進めたいとした。世界各地に生産拠点を持つ強みを生かして、需要に応える新商品を開発していく意向を示した。

 ワークウエア製造卸のサンエス(広島県福山市)の佐藤卓己社長は、「新型コロナウイルス禍を経てリモート会議などが浸透し、直接対面できる機会が貴重になった」とあいさつ。クラボウの藤田晴哉会長が「三備地区の企業と〝ユア・ベスト・パートナー〟であり続けられるよう一丸となって努力していきたい」と決意を述べた。

 国際ジャーナリストで政治学者の飯山雅史氏が招かれ、「アメリカ大統領選後の日本、世界への影響」と題して講演。今秋の米大統領選後の世界情勢について解説した。