イベント「私たちのSDGs」/大学生が作品披露/繊維循環の実践を考える
2024年09月03日 (火曜日)
日本繊維機械学会の繊維リサイクル技術研究会が関西の大学の研究者と学生で組織したプロジェクトチーム「エン・ウィ・クル」は12、13の両日、京都文化博物館(京都市)で繊維製品の循環をテーマとしたイベント「私たちのSDGs2024」を開催する。3回目の開催となる今回は、大学生が繊維廃材を使用して制作した衣料品による恒例のファッションショーのほか、企業と学生によるワークショップやトークショーを実施する。
イベントは同研究会〝私たちのSDGs〟実行委員会とチーム“エン・ウィン・クル”が主催し、日本繊維機械学会フェロー会とNPO法人未利用資源事業化研究会が共催する。大阪樟蔭女子大、京都光華女子大、京都工芸繊維大、京都女子大、京都精華大、甲南女子大、神戸大、滋賀大、滋賀県立大、四天王寺大学短期大学部、成安造形大、立命館大の学生らが参加する。近畿経済産業局や協同組合関西ファッション連合、日本繊維製品消費科学会、本紙「繊維ニュース」などが後援する。
企業と学生のワークショップには、12日にボーケン品質評価機構、13日にオーヴ・モードスタジオが参加し、環境配慮設計に関するミニセミナーや作品製作を実施し、学生による繊維廃材によるモノ作りを実践紹介する。
恒例の学生による繊維廃材を使ったファッションショーも開催するほか、出展企業と学生によるトークショーも実施する。今回はエコログ・リサイクリング・ジャパン(広島県福山市)、時田毛織(愛知県一宮市)、清原(大阪市中央区)、東谷商店(大阪府泉佐野市)がトークショーに参加する。
特別講演として12日は感性リサーチ代表取締役の黒川伊保子氏が「脳には“飽きるサイクル”がある」を、13日は宮井(京都市)の小山祥明氏が「京都の風呂敷」をテーマにそれぞれ報告する。参加無料。