シーアイランドクラブ/海島綿で初の接触冷感/紡績と撚糸で機能性付与
2024年08月29日 (木曜日)
シーアイランドクラブ(東京都中央区)は、米国産シーアイランドコットン(海島綿)に接触冷感性を付与した糸を開発した。後加工や原綿改質ではなく、紡績と撚糸を組み合わせて機能を付与した。シーアイランドコットンの機能訴求は初という。「FRESCA」(フレスカ)の名称で9月1日から販売を始める。
米国産シーアイランドコットンを100%使用する。紡績と撚糸の工夫による物理的構造によって接触冷感性を発現し、接触冷感度合いを測る指標であるQ―MAX値は、業界基準の0・20W/平方センチを上回る0・268W/平方センチ(SZ天竺生地。第三者機関調べ)を示す。
シーアイランドコットンの特徴である滑らかな風合いや光沢感などを維持しながらさらっと感を実現した。「暑く、長くなっている春夏シーズンに対応でき、シーアイランドコットンの選択の幅を広げられる」とし、丸編みと横編み、織物など多くの顧客に向けて積極提案する。
農家と契約し、「ベターコットン」「U.S.コットン・トラスト・プロトコル」に準じて栽培される綿花を使用。国内協力工場が再生可能エネルギーを利用して紡績するなど、トレーサビリティー(追跡可能性)やサステイナビリティーなどに対応していることも特徴の一つだ。
展開番手は36番単糸で、S撚りとZ撚りの両方を用意する。要望があれば番手の拡充も検討する方針で、技術的には10番といった太番手から120番などの細番手まで生産できる。まずは新製品の評価を確かめたいとした上で、他の機能糸の開発も視野に入れる。