きいボード/「天女の羽衣」と再会
2024年08月14日 (水曜日)
【大阪本社】写真は、スタイレム瀧定大阪(大阪市浪速区)のショールームに飾られていた「世界一軽く薄い衣料用ポリエステル織物」をうたう「天女の羽衣」で作ったドレス。生地を製造していた天池合繊(石川県七尾市)は2021年に破産したが、事業と一部人員は小松マテーレグループが引き受けた。天池合繊の天池源受社長(当時)には、パリの「プルミエール・ヴィジョン」などの展示会でたびたび取材させていただいた。同社の破産に大きなショックを受けた一人だが、こうして社長自慢の生地は残っていた。久しぶりに生地に手に触れてみると、触感の懐かしさとともに、とんとお会いできていない天池社長のはにかんだ笑顔が思い起こされた。(武)