繊維ニュース

中間期で過去最高/クラレ 1~6月期

2024年08月13日 (火曜日)

 クラレの2024年1~6月期連結決算は、売上高4112億円(前年同期比7・9%増)、営業利益454億円(11・0%増)、経常利益440億円(14・2%増)、純利益304億円(39・4%増)で増収増益だった。多くの事業で販売数量が増加したことなどから、各段階で中間期として過去最高を記録した。

 繊維事業は、売上高289億円(2・0%増)、営業利益7億2100万円(8・4%増)で増収増益。人工皮革「クラリーノ」は自動車用途やスポーツ用途での需要回復が進んだ。繊維資材は欧州の建材用途などが低調だった。

 トレーディング事業は売上高316億円(12・4%増)、営業利益27億3700万円(18・9%増)だった。繊維関連事業は、資材関連が苦戦したが、スポーツ衣料用途が順調に推移した。

 通期業績は、売上高8500億円(8・8%増)、営業利益890億円(17・9%増)、経常利益840億円(21・7%増)、純利益550億円(29・6%増)を予想している。