ごえんぼう
2024年08月09日 (金曜日)
パリ五輪も佳境。勝利の喜びを分かち合うハグ、敗れた選手を包み込むハグなど、画面を通してさまざまな抱擁のシーンを目にする▼日本人は不慣れといわれるが、アスリートの間ではごく自然に見られる。28日から始まるパラリンピックでも、多くの抱擁が交わされるだろう。難しいのはあいさつや日常の何気ない抱擁。握手さえ特別感があるのだから、軽く抱き合うなどハードルが高い。相手もギョッとするだろう▼とはいえ、できることなら日常に取り入れたい。ハグにはストレスの軽減や多幸感をもたらす効果があるそう。元々ハグの文化がない人々にも当てはまる。抱擁することで、愛情ホルモンといわれるオキシトシンが分泌され、ネガティブな気分が軽減。安心感や幸福感を高めるという▼今日8月9日は語呂合わせで「ハグの日」。パートナーや親子でも照れてしまうなら、ペットやセルフハグから始めてみてもいい。