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shoichi/海外開拓の足掛かりに/MUで60社と名刺交換

2024年08月01日 (木曜日)

 アパレル在庫処分サービスを展開するshoichi(大阪市中央区)は、7月9~11日にイタリアのミラノで開かれた国際服地見本市「ミラノ・ウニカ」(MU)に初めて出展した。昨年から本格化したリサイクルウール事業の成果を発信。会期中60社と名刺交換し、「今後のグローバル展開に向けた足がかりを築いた」としている。

 MUでは日本の伝統技術「反毛」を活用し、廃棄予定のウール製品を糸の状態に戻して再生する独自のプロセスを紹介。リサイクルウールやリサイクルフェルトなどの生地を中心に展示した。特に、クライアントから預かった製品や生地をリサイクルする過程を映像で強調し、来場者の関心を引いた。会場にはモニター2台とパネルを設置し、リサイクル生地の特徴や製造プロセスを効果的にアピールした。

 今後、グローバル市場での事業拡大に向け、エージェントや協業企業の開拓や国際的な物流体制の構築、次回以降の展示会戦略の検討などを進める。