難局を 乗り越えろ 三備ユニフォームフェア➃

2024年07月11日 (木曜日)

価値高めるアイデア満載

+9℃の発熱効果 コーコス信岡

 コーコス信岡(広島県福山市)は、光を熱に変換してプラス9℃の発熱効果を実現する「ソーラーテック」を採用した快適ウエアを発表した。カーボンナノチューブを練り込んだ新素材で、遮熱性や発熱性、蓄熱性を兼ね備える。裏側の凹凸のあるブロックフリースが柔らかな着心地を実現する。ハーフジップとモックネック、ネックウオーマーを展開する。

絶妙な質感の素材 サンエス

 サンエス(同)は、東レの「エコディア」を採用したセットアップ商品で大きな反響を得た。程よい光沢感と柔らかな手触りを備え、スポーティーで軽量、絶妙な質感の生地に仕上がった。東レの人工的に気象を再現する実験室「テクノラマGⅢ」で秋冬を想定した快適性試験でも快適性を証明。多彩な色展開も来場者から支持を集めた。

2次加工で付加価値 タカヤ商事

 タカヤ商事(同)は、「製品1着当たりの価値を高める」ため、刺しゅうやプリントなどの2次加工で付加価値を高める。総合アパレルメーカーである強みを生かし、段差に捺染できるインクジェット捺染や立体的な3D刺しゅうなど多彩な手法をお披露目。QRコードを刺しゅうで表現し、血液型など緊急時に必要な個人情報を参照できるアイデアも提案する。

ツナギ服の新作 エスケー・プロダクト

 エスケー・プロダクト(同)は、「グレースエンジニアーズ」から防風防水防寒ツナギ服の新作を発表した。かぶった際のフィット感と視野の広さを確保したフードに、襟裏の仕様改善などユーザーからの声も反映させた。腰部分が開閉してトイレに行く際のわずらわしさを解消するヒップオープン機能「グレースバック」も搭載する。同シリーズのサロペットも展開する。

上品な光沢感 中塚被服

 中塚被服(同)は、「ディモ」の新作のエンジニアードジャケットで、綿の改質加工による上品な光沢感や絹のような風合いを生み出したシキボウ独自の「コットライブ」を採用した。洗濯を繰り返しても風合いが変わりにくく、収縮も軽減する。副資材などの突起物をなくした防傷仕様に仕上げた。腕まわりを3Dパターンで設計し、着用時のストレスを軽減する。

生地厚なのに軽い/シンメン

 シンメン(同府中市)は、軽量感を重視しつつ肌触りと生地の厚みを両立させた「バルキーライト4ウエーストレッチ」シリーズを打ち出した。収納力の高い大型ポケットを各所に配置。上着とパンツをそれぞれ4アイテムずつ展開し、自由で多様なワークスタイルに適合する。色展開も豊富で、店頭で目を引くグラフィックプリントも打ち出す。