「ITF2024」/多彩に250社出展/日本向け印の衣料・HF

2024年07月10日 (水曜日)

 23日から新宿住友ビル・三角広場で開催される「第14回インドトレンドフェア(ITF)2024」では、インド全土から約250社が出展し、日本市場に合わせた多彩なアパレルとホームファッション(HF)を提案する。

 エイティーン・ドラゴンフライ(マハラシュトラ州)は、手織りのリサイクルコットン生地を用いた紳士・婦人服を打ち出す。リサイクル製品対象の「GRS」、オーガニック製品対象の「GOTS」の認証を取得し、植物染めにもこだわる。ヘンプやバンブーの糸を使ったものも展開する。

 スリヴェダ・サッタヴァ(カルナタカ州)は、“逆境をチャンスに変える”をコンセプトにしたアパレルブランド「ビョーギ」で出展する。伝統医学のアーユルヴェーダに基づいたハーブを含ませた生地使いが特徴。同ブランドで女性の雇用促進とスキル向上、経済的自立を支援し、持続可能な社会の実現にも取り組んでいる。

 日本のセレクトショップ向けが主力のファッションイメージオーバーシーズ(ラジャスタン州)は、工場に日本人スタッフが常駐しており日本語対応可能。衣料からHFまで展開するアフィオインターナショナル(ハリヤナ州)は、日本の営業所を通じて提供するファッション性の高い衣服や手刺しゅう・機械刺しゅうのアイテムなどに定評がある。

 ハトリテックス(ラジャスタン州)は、ハンドブロックプリントやタイダイなどを専門とする生地製造業。アーティストに作品制作のプラットフォームも提供している。コロネーション・エクスポート(同)は、インドの職人技に裏打ちされたクッションカバーやスロー、キルト、バッグ、ラグなどを提案する。

 ラグジュアリー・ホームファニシング(ハリヤナ州)は、膝掛け、タオル、羽毛を含む掛けふとんなど幅広いHFを訴求する。