繊維ニュース

アルトコーポレーション/売れ筋の綿100%企画 ストレッチで広い可動域

2024年07月05日 (金曜日)

 ユニフォーム製造卸のアルトコーポレーション(東京都千代田区)は、24秋冬向けに売れ筋のセットアップ企画で綿100%生地を採用した「タフ ワーキング」SCシリーズを打ち出す。綿100%でありながらも15%以上のストレッチ性があり、火気を扱う現場でも着用できる。

 これまで東レのバイオ原料ポリエステル「エコディア」とストレッチ素材「ライトフィックス」を採用したECシリーズを展開。ストレッチと特殊な型紙設計によって伸長率約20%と快適性に加え、環境配慮型から売れ筋となっていた。24秋冬では同じデザインの綿100%素材使いを商品化した。

 溶接などの火気を扱う職場で着用できるほか、ECシリーズとマッチングしたコーディネートもできる。伸長率が最大15%であることから、すっきりしたシルエットながら、動きを妨げない可動域の広さを実現した。ECシリーズと同様に消臭テープ「デオクラフトDX」を裏側に使い、消臭機能も持たせた。

 24秋冬向けでは他にも半導体工場や精密機械工場に最適なIEC(国際電気標準会議)規格対応の制電ユニフォームで、要望の多かったアジャスター付きキャップを投入。ショップ向けが中心の「アルファフォーステックプロジェクト」ブランドでは、宇宙服にも採用されているという断熱素材「エアロゲル」採用のボンバージャケットや、耐久性あるナイロンストレッチ素材を使ったパテッドブルゾンといった、機能性だけでなくデザイン性にもこだわったウエアを打ち出す。