ごえんぼう

2024年07月05日 (金曜日)

 小中高生はあと2週間余りで夏休み。子の昼食作りが加わり親は忙しい。筆者は子の大学進学を機にお役御免。今や昼食より自立が先決だ▼振り返れば学校給食にだいぶ助けられた。1食でも献立を考え、作る手間がかからないのはありがたい。何より、育ち盛りの子供たちに栄養バランスの取れた食事を提供してくれる。働きながら子育てする身には心強かった。小学校の99%、中学校の91%に広がり、食物アレルギー対応や食育などの取り組みも進む▼問題は夏休みなど給食のない長期休み。低所得の一人親家庭へ食品を給付するNPOによると、「1日1食」の子供は約7%で、給食がある期間の17倍超に膨らむ。「2食以下」は同3倍の4割を占めた。必要な支援が行き渡っていない▼一都市のことだが、“七夕選挙”では、誰が当選しても、そうした現状を打開する政策をと願う。同時に、自分にできることを見つけ行動したい。