ごえんぼう
2024年07月02日 (火曜日)
佐藤愛子さん著のエッセイ『九十歳。何がめでたい』。2016年に発刊され、同年における単行本ノンフィクション部門のベストセラー上位10冊に入った▼新聞やテレビに取り上げられるなど話題を集め、筆者も読んだ。詳しい内容は忘れてしまったが、豊富な人生経験に裏打ちされた佐藤さんの言葉や金言に痛快な気持ちになった。「読むと元気になる」と実家の母に送ったのを思い出した▼同エッセイとシリーズの『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』を原作とした映画が公開されている。主演を務める草笛光子さんは90歳。佐藤さんのイメージともぴったりで、はまり役になりそう。機会があれば見てみたい▼映画公開もあって久しぶりに読みたくなり書店へ。文庫本に変わっていたが、ページを開くと文字が大きい。高齢者への配慮かなと思うと優しい気持ちになった。たまには実家に帰ろうか。土産は手の文庫本で決まり。