繊維ニュース

帝人グループ/欧州炭素繊維で国際認証/三島事業所に続き取得

2024年06月28日 (金曜日)

 帝人グループで、欧州における炭素繊維事業会社のテイジン・カーボン・ヨーロッパ社(ドイツ)は、オーバーブルフ工場で生産する炭素繊維「テナックス」で持続可能な製品の国際認証である「ISCC PLUS認証」(国際持続可能性カーボン認証)を取得した。

 同認証は、マスバランス方式によるバイオマスや再生材料などに由来する製品について、グローバルなサプライチェーン上で信頼性を管理・担保する国際認証の一つ。帝人グループでは、テナックス製品におけるライフサイクル全体の温室効果ガス排出量削減の実現のため、同認証の取得をグローバルで進めている。

 2023年6月には、静岡県の三島事業所で生産するテナックスとその原料であるポリアクリロニトリル(PAN)について、世界で初めて同時にISCC PLUS認証を取得。同年12月から同認証に基づいた炭素繊維の生産と販売を行っている。今回の取得はそれに続くもの。