ごえんぼう

2024年06月13日 (木曜日)

 先日、ある台湾人デザイナーを取材する機会があった。ファッション市場における情報交換をしながら、話題は「富士山ローソン」に及んだ▼山梨県富士河口湖町にあるローソンが屋根越しに富士山を撮影できるとして人気になった撮影スポットだが、台湾でも知名度が高いらしい。しかし、このデザイナーが関心を持ったのはコンビニの名称だった▼ローソンを直訳すると「法律息子」で、ファミリーマートは「家族販売所」、ミニストップは「少し止まれ」、デイリーヤマザキは「毎日山﨑」となる▼違和感があるので、各コンビニに問い合わせるとローソンは創業者の名前、ファミマは家族のお店を意味すると言う。ミニストップは立ち止まって次に前進するという語意を込めた。この台湾人デザイナーいわく「意味はともかく、覚えやすいしキャッチーな響き」とのこと。取材を担当するアパレル企業のネーミングも気になってきた。