「インテキ深セン24」/2日目もまずまずの人出/備蓄系商社のブースにぎわう

2024年06月07日 (金曜日)

 【深セン=岩下祐一】今日7日まで広東省深センで開かれている生地・副資材展「大湾区国際紡織面料及輔料博覧会」(インターテキスタイル深セン アパレルファブリックス2024)の2日目の人出は、初日には及ばなかったものの、まずまずだった。今回も備蓄系生地商社のブースが総じてにぎわった。

 サンウェルと宇仁繊維の初日来場者数は、ともに70社を超えた。多くの日系出展者の来場者数が、昨年11月展の実績を大幅に上回った。

 双日ファッションは、日本製と中国製の備蓄品をアピール。春夏物と秋冬物の双方をそろえた。

 クラボウは、徳島工場で生産した綿100%と合繊混の織物を訴求した。メーカーとの独自生地の開発に興味を持つ開発型顧客の開拓を狙って、地元コンバーターと共同開発した織物のサンプル生地も出展した。

 KIRARIは、アセテート繊維やキュプラ繊維「ベンベルグ」、ポリエステルなどを使った織物を紹介。全ての生地を上海でストックし、即納サービスを展開していることをアピールした。

 アイリスは日本製副資材の備蓄品の即納サービスや、高品質な中国製ボタンを訴求した。即応サービスを強みとする同社の中国内販は、健闘している。