ごえんぼう
2024年06月05日 (水曜日)
ある外国の機関が日本全国の消費者を対象に実施した「サステナブルな社会の実現に関する消費者意識調査」で、日本の環境配慮意識の後進性が明らかになった▼米国、英国、ドイツ、フランス、中国、インド、ブラジルなど世界各国で行われた調査を日本でも行ったところ、例えば、日常の自分の行動が気候変動に与える影響について「いつも気にしている」と答えた人は調査対象11カ国中最低の10%で、「気候変動に与える影響を減らすために自分の消費を制限することができる」と回答した人も最低の45%だった▼なぜこうした結果になるのか。現状維持を望みがちな国民性といえばそれまでだが、拝金主義、強欲資本主義、無関心といったワードも想起させる▼今日6月5日は「世界環境デー」であり、6月は「環境月間」。繊維業界でも本格化してきた地球環境配慮への取り組みを取材しつつ、自身の意識も高めていきたい。