繊維ニュース

三菱ケミカルなど4者/八ヶ岳エリア循環型社会へ/連携協定を締結

2024年05月31日 (金曜日)

 三菱ケミカルグループの三菱ケミカルと長野県富士見町、富士見パノラマリゾート(富士見町)、FOOD AGRI NEXT LAB(山梨県北杜市)は、八ヶ岳エリアにおける環境に配慮した循環型社会実現と地方創生に向けた連携協定を締結した。締結期間は2025年3月31日まで。1年ごとに更新する。

 主な連携内容は、「循環型社会の実現に向けた地方創生の取り組みの推進」「地域の課題解決に向けた共同研究やイノベーションの創出」「脱炭素や社会課題解決に関する人材育成」「環境に配慮した取り組みの促進」に関すること。

 三菱ケミカルとFOOD AGRI NEXT LABは、三菱ケミカルの植物由来生分解性樹脂「BioPBS」を使ったコップやカトラリーなどを堆肥化し、野菜栽培に活用するプロジェクトを実施してきた。富士見パノラマリゾートでは同樹脂を使用したコップで堆肥製造の体験イベントを開催してきた。

 今後は、生分解性製品の拡充を図り、周辺企業や自治体などとの連携を深め、地球環境を守る活動を推進する。今年度は地域の高校生と里山保全、堆肥製造から作物生産、商品加工などを行い、その商品を地域外に展開していく。